こんにちは。
もう春ですね。引越し業者は大忙しで引越しの料金も跳ね上がっているそうですね。
大学進学や就職、転勤異動と目まぐるしく生活スタイルが変わる時期ですが、気分も心機一転して新しい資格を目指そうとする人も多いらしいです。
そこで今回は、以前宅建試験を3週間で合格する勉強法について書いたところ、反響があったので、もし自分が4月から半年かけて勉強するなら何をどうするかを紹介したいと思います。
3週間で合格できなくはないけど、時間あるなら変なリスクは取る必要ないし、精神衛生上ゆとりもって勉強したいじゃないっすか。
不動産関係の仕事をしているならなおさら直前で頭抱えないでいいように毎日少しづつやっていきましょうよ。来年には月給+資格手当3万円で年収36万円アップさせましょう!
近年の宅建試験傾向
近年の宅建試験ですが、合格率はH26年を除き15%台を維持しています。
しかし一方で合格点は上昇傾向にあります。
このことから問題が簡単になっていたり、悪問が減っていると言えます。
裏を返すと基本的な問題をしっかりと正解することと、うっかりミスを減らすことが合否の分かれ目になります。
(上位15%しか合格出来ないのか。なんて焦る必要はありません。受験者の半分は記念受験みたいなものです。残った人の半分は勉強慣れしていなくて点数のとり方がわからない人だと思うくらいの意気込みでいきましょう。単純計算で点の取れる勉強法をすれば合格率は15%→30%→65%です。ライバルは意外と少ないです。)
つまりテキストを読んで"なんとなく分かった"では本番でポロポロ点数を取りこぼし、せっかく時間をかけて勉強したのに、来年やり直しなんていう悲惨なことになってしまいます。
7ヶ月で合格する宅建勉強法
あと7ヶ月弱という豊富な勉強時間があるので、基本的な問題をしっかりとり、ミスを無くす勉強が必要です。私が紹介する勉強法は以前書いた3週間で合格する方法をベースに問題演習をより重点的にやります。
3週間で合格する方法では
①マンガ→②YouTube+参考書→③問題集+参考書+YouTube→④過去問+YouTube
と紹介しましたが、6ヶ月あるので早い段階で問題演習を入れましょう。→の順番でそれぞれの期間繰り返して下さい。
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(1ヶ月目)マンガ→YouTube
(2~3ヶ月目)問題集(少)→YouTube→マンガ→参考書
(4ヶ月目)問題集(多)→参考書→過去問→参考書
(5ヶ月目)過去問(多)→YouTube→問題集
(6ヶ月目~)これまでの復習
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(1ヶ月目)マンガ→YouTube
■マンガ
資格試験ではまず初めに試験範囲の全体像を把握することが重要です。
Googleマップで上から近所を見渡す感じで、試験範囲もどういった分野があってそれぞれがどんなものなのかをマンガを通じて学びましょう。
大事なのは何周も読むことと、1周目から全部理解して読もうとしないこと。
期間的に切羽詰まっていない限り挫折します。わからない部分はあって当たり前なので、そこで止まらず読み進めましょう。
2周目、3周目で理解できればいいのです。
通勤電車では常に宅建マンガを読むなど毎日マンガを読みましょう。
ちなみに、宅建試験には大きく分けて4つの分野があります。
そして下の順で重要です。
宅建業法>権利関係>法令上の制限>その他関連知識
マンガを読みながら頭の中に宅建試験マップを作りましょう。
私が使ったのは「楽学宅建士マンガ入門」です 。
500ページ超えとかなりボリュームがありますが、これ1冊何度も読めば宅建試験がどんなものなのかというイメージがしっかりつきます。
2018年版 楽学宅建士 マンガ入門 (楽学宅建士シリーズ)
とはいえ、マンガは絵の好みもあって読みやすい読みにくいがあると思います。
本屋さんで立ち読みして自分にあったマンガを選ぶといいと思います。
■YouTube
この時代にYouTubeがあって良かった。
私は自分が宅建合格した時に心からそう思いました笑。
マンガやテキストの弱点はどうしても自分視点で文字を追うので解釈に主観・先入観が入ってしまいます。先入観によって理解できないものや、勘違いして理解しているなんてことは度々起こりえます。
動画でそんなことは起こらないとは言えませんが、マンガ・動画・テキストを横断的に使えば勘違いも最小限に抑えられます。
以下のリンクから宅建みやざき塾の動画一覧へ飛べます。
動画多すぎて見る気しねーよ!なんて声も聞こえてきそうなので補足すると、権利関係(民法)はリンク先の動画を我慢して全部見てもらって、それ以外の分野は下の動画を1本ずつ紹介するので見て下さい。
宅建試験の中でも民法は理解がしづらいので動画でしっかりとイメージを理解しましょう。本だけで学ぼうとすると死にます。
・宅建業法
www.youtube.com・土地区画整理法
www.youtube.com・法令上の制限
www.youtube.com
また、みやざき先生以外にも無料で動画を公開してくれている先生がいます。
みやざき先生の動画でしっくりこなかった部分を補足的に見るというやり方が良いと思います。
とか
www.youtube.comとかおすすめです。
(2~3ヶ月目)問題集(少)→YouTube→マンガ→参考書
1月かけてインプットをしました。
2ヶ月目からは問題集を解いて解答力を少しづつつけていきましょう。
重要なのは問題慣れをして基本的な問題を取りこぼさないことです。
私も本番試験の際に「あ~~これテキストで読んだわ~~でもどうだったかな。。。」ってのが何問かありました。
見たことあるのに正解が出せないなんてもったいないし、なにより試験中の精神的ダメージが超でかいです。どんどん焦って平静を保てなくなって他の取れる問題も取れなくなります。
このようなケースを潰していきましょう。
マンガとYouTubeで全体像は見えてきていると思いますが、まだまだ問題を出されると正しい選択肢を見つけられない状況だと思います。
ストレスが貯まりますが、問題集から逃げず解きましょう。
ここで重要なのが分野ごとに問題を解いて復習することです。
あまりいっぺんに分野を横断して問題を解かないで下さい。
この期間はまだ理解をする段階なので、サラッと分野ごとの問題に挑戦して復習に時間をかけましょう。
分野ごとに問題を解いて答えをみる→該当箇所をYouTube・マンガで見る→同じ分野の参考書を読んでみる。
を繰り返し行いましょう。
(※注意)問題集を買う時の注意点として、参考書と同じシリーズがあるのであれば、問題集と参考書をセットになっているものを使いましょう。レイアウトが統一されており、相互の参照ページも書いてある場合が多いので勉強の効率がグンッと上がります。
私のおすすめはコレです。イラストが多く説明も程よいボリュームになっています。
分野ごとに切り離して使えるので持ち運びにも便利です。
(4ヶ月目)問題集(多)→参考書→過去問→参考書
ここで一度、マンガもYouTubeもお休みです。
マンガやYouTubeは見ていると分かりやすいのですが、どうしても受け身の学習になってしまいます。
気がつくと流しで見ていて頭に残らないなんてことがあるので、ここではガッツリ問題を解いて解答と参考書で復習しましょう。
問題を解く時は各選択肢のどこがダメなのか✕印を付けながら解いていきましょう。
大学受験界隈ではこれをリーズニングと呼んだりします。
どういった理由でこれらの選択肢が誤っているのかを確認することが最も重要です。
なぜなら、間違っている部分=試験のエッセンスだからです。
問題を作る側の気持ちになってみてください。「選択肢の間違い部分」をどこにしようか?と考えると思います。
でも正直、間違え方にバリエーションってそんなに無いんですよね。。
だから普段から「なぜこの選択肢が間違っているのか?」という視点をもって勉強すれば自然と選択肢に対して嗅覚が冴えるようになりひっかけ問題にも強くなります。
ちょっと話がそれた感じになりましたが、
解答の解説と同じ理由で選択肢を切れているかを常に意識して勉強しましょう。
そしてこの時期から過去問を解き始めましょう。
問題集と違い、本番と同じ2時間という時間内で通しで解きましょう。
本番では時間が足りないという人が大半です。
私もギリギリでした。しっかりを時間配分を出来るように、面倒ですがリハーサルだと思って少しづつやりましょう。
せっかく知識はあるのに解くの遅くて不合格なんて後悔してもしきれません。。
4ヶ月目に週末を使って3~4年分で大丈夫です。
(5ヶ月目)過去問(多)→YouTube→問題集
本番まであと2ヶ月ですが、ここまで(順調に。。)くれば自信もだいぶついていると思います。
本番さながら一気に過去問を解いていきましょう。
その年の合格点に届いているかを見ながらすると楽しいですよ。
一通り勉強するとやはり苦手分野が出てきます。
そういった分野はやはりYouTubeを見て復習したり、みやざき先生以外の先生の動画を見て新しい視点で勉強すると良いです。
そしてその苦手分野の問題を問題集で解いていって下さい。
※宅建業法と権利関係だけは絶対苦手分野にしないで下さい!!
(6ヶ月目~)これまでの復習
ここから試験日まではバッファーだと思って下さい。
マンガ・YouTube・問題集・参考書・過去問と好きなものを好きなだけやって大丈夫です。
この時期になると以下のような直前予想問題が出版されます。
これらをやっておくと気持ちも落ち着くのでやっておいて損はないでしょう。
最初に言ったようにどんどん問題を解いて本番で基本的な問題をしっかり正解してかつ凡ミスをなくしましょう!
その意味でも2時間で1年分解くというのは時間感覚が磨かれミスを少なく出来るので有効です。
と4月から始める勉強方法を紹介させていただきました。
宅建試験に合格するのに必要な勉強時間は300時間と言われています。
6ヶ月で割ると月50時間。1日2時間弱です。
直前期は詰め込みで勉強すると思うので、今のうちから電車などのスキマ時間を使って勉強すると安心して本番当日を迎えられるのではないでしょうか。
計画的に勉強して確実に合格しよう!!!
さて、ここまで紹介したプラン通りに出来る人がどれだけいるでしょうか??
4月にこの記事みて10月にここに戻ってきてくれてる君!下のリンクだ!
↓駆け込み寺
どんなものでも、試験に受かると自信がつきます。
自信を積み重ねて前向きに生きていきましょう。
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